高市首相、政労使会議で賃上げの波及拡大を強く訴える
政府は3月23日、首相官邸において、経済界や労働団体の代表者を招き、賃金の引き上げなどについて話し合う「政労使会議」を開催しました。この会議には、高市早苗首相をはじめ、経団連の筒井義信会長と連合の芳野友子会長らが出席し、活発な議論が交わされました。
2026年春闘での賃上げ動向と首相のメッセージ
2026年の春闘では、労働組合の要求に対して満額回答する大企業が相次いでおり、賃上げの機運が高まっています。高市首相は会議でのあいさつにおいて、「賃上げの勢いを、地方の中小企業や小規模事業者にも、広く波及させていくことが重要だ」と強調しました。首相は、大企業での賃上げが経済全体に好影響を与える一方で、地方経済や中小企業への波及が不十分な現状を懸念し、その拡大を強く訴えました。
連合の目標と今後の労使交渉の焦点
連合は、今春闘において中小企業の賃上げ率目標を6%以上に掲げており、今後、労使交渉が本格化する見込みです。政府は、賃上げ環境の整備を進める方針を打ち出しており、具体的な政策措置を通じて実効性を確保できるかどうかが大きな焦点となっています。この点について、関係者からは期待と課題の両方が指摘されています。
会議の詳細と出席者の発言
政労使会議では、経団連の筒井義信会長と連合の芳野友子会長が、賃上げを巡る最新の状況を高市首相に説明しました。出席者からは、以下のような意見が交わされました:
- 大企業の賃上げが中小企業に与える波及効果の重要性
- 地方経済の活性化に向けた具体的な支援策の必要性
- 労使間の協力体制の強化と継続的な対話の推進
政府は、今回の会議を踏まえ、賃上げの動きをより広範な企業層に拡大するための施策を検討していく方針です。今後の動向に注目が集まります。



