日本郵政グループ、春闘でベア6200円に妥結 昨年1万円から縮小
日本郵政、春闘ベア6200円 昨年より縮小 (19.03.2026)

日本郵政グループ、春闘でベア6200円に合意 業績不振を背景に昨年より縮小

日本郵政グループは3月19日、2024年度の春季労使交渉(春闘)において、グループ統一のベースアップ(ベア)額を社員1人あたり6200円とする内容で労働組合側と妥結したことを正式に発表しました。このベア分による賃上げ率は正社員の月給ベースで1.9%に相当し、定期昇給も合わせると全体として3.7%の賃金改善が見込まれます。

4年連続のベア実施も、昨年の1万円から大幅に縮小

日本郵政グループによるベアの実施は今回で4年連続となります。しかし、昨年2023年度には郵政民営化後で最大となる1万円のベアを実現していたものの、今年はその額を大幅に縮小しました。この背景には、郵便物の減少などによる日本郵便の業績不振が大きく影響しています。グループ全体として厳しい経営環境を踏まえ、賃上げ水準を調整した形です。

一時金(ボーナス)については、グループ内各社で以下のように設定されました。

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  • ゆうちょ銀行:4.5カ月分
  • かんぽ生命保険:4.4カ月分
  • 日本郵政および日本郵便:4.0カ月分

さらに、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険では、新卒採用者の初任給を最大2万4500円引き上げることも明らかにしています。これは若手人材の確保を強化する狙いがあると見られます。

国内最大の単一労組が交渉、今後の賃金動向に注目

今回の春闘交渉には、日本郵政グループ労働組合(組合員数約22万人)が参加しました。この組合は国内で最大規模の単一労働組合として知られ、その動向は他の業界の賃金交渉にも影響を与える可能性があります。業績が厳しい中でも賃上げを継続したことは、労働組合側の一定の成果と言えるでしょう。

しかし、郵便事業を中心とする日本郵便の収益環境は依然として課題が多く、今後の賃金水準がどのように推移するかが注目されます。グループ全体として、事業改革と従業員の待遇改善のバランスをどう図っていくかが問われる局面です。

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