「AIに仕事を奪われる」不安、若者の4割超が実感…専門家「適切な活用と教育が鍵」
「AIに仕事奪われる」不安、若者の4割超が実感

人工知能(AI)技術の急速な進展に伴い、若者の間で「AIに仕事を奪われる」という不安が広がっていることが、民間の調査で明らかになった。調査によると、18歳から29歳の若者のうち、約4割以上が自身の仕事がAIに取って代わられる可能性を実感しているという。この結果は、AIが社会に浸透する中で、将来の雇用に対する懸念が若年層で特に強いことを示している。

若者の4割超が「仕事を奪われる」と回答

調査は、インターネットリサーチ会社が全国の18~29歳の男女1000人を対象に実施。AI技術の進展が自身の仕事やキャリアに与える影響について尋ねたところ、「非常に不安」と回答した人が18.5%、「やや不安」が23.2%で、合わせて41.7%が不安を感じていることが分かった。一方、「あまり不安ではない」は32.1%、「全く不安ではない」は26.2%だった。

不安を感じる理由としては、「AIの方が正確で効率的だから」「単純作業はAIに置き換えられると思うから」「自分のスキルが時代遅れになるのが怖いから」といった声が多く挙がった。特に、事務職や販売職など、ルーティンワークが多い職種に就いている若者ほど、不安を強く感じる傾向が見られた。

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専門家「適切な活用と教育が鍵」

労働経済学に詳しい専門家は、「AIの進展は確かに一部の仕事を代替する可能性があるが、同時に新しい仕事を生み出すことも事実だ。重要なのは、AIを適切に活用できる人材を育成する教育制度の整備と、社会全体でAIと人間の役割分担について議論することだ」と指摘する。

また、別の専門家は「歴史的に見ても、技術革新は一時的な雇用不安を引き起こすが、長期的には雇用を拡大してきた。AIも例外ではない。むしろ、AIを恐れるのではなく、どう活用するかが問われている」と強調した。

企業や政府の取り組みも加速

こうした不安に対応するため、企業や政府も動き始めている。例えば、大手IT企業では、社員向けにAIリテラシー研修を導入する事例が増えている。また、経済産業省は、AI時代に求められるスキルセットを定義し、教育カリキュラムへの反映を検討している。

一方で、専門家は「AIに仕事を奪われる不安は、決して若者だけの問題ではない。中高年層でも、AIの導入により職種変更を迫られるケースが増えている。生涯学習の機会を拡充し、誰もがスキルアップできる環境を整えることが急務だ」と訴えている。

調査結果は、AI技術の進展が雇用に与える影響について、社会全体で真剣に向き合う必要性を改めて浮き彫りにした。

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