大相撲夏場所は、7人が優勝の可能性を残したまま、24日の千秋楽を迎える。11勝3敗のトップには、大関霧島と小結若隆景の2人が並ぶ。1差の10勝4敗には、義ノ富士、伯乃富士、宇良、琴栄峰、藤凌駕の平幕5人が続く。この異例の状況から、史上最多となる6人による優勝決定戦が実現する可能性も浮上している。
千秋楽の取組と優勝決定戦の条件
14日目の打ち出し後、千秋楽の取組が発表された。注目の対戦は以下の通り。
- 伯乃富士―藤青雲
- 義ノ富士―琴栄峰
- 若隆景―藤凌駕
- 霧島―宇良
このうち、義ノ富士―琴栄峰は4敗同士の直接対決。ここで星をつぶし合い、他の4敗勢が全員勝ち、さらに霧島と若隆景が敗れると、6人による優勝決定戦となる。これまで92回行われた決定戦の中で、最も多い人数となる。
過去の最多決定戦
過去には1996年11月の九州場所で、本割を終えて11勝4敗だった5人による決定戦があった。その時は曙、武蔵丸、貴ノ浪、若乃花、魁皇が臨んだ。当時はまず、巴戦に進む3人を決めるためのトーナメントが行われた。くじ引きの結果、武蔵丸―若乃花、貴ノ浪―魁皇の対戦が組まれ、曙は不戦勝に。武蔵丸と貴ノ浪が勝ち上がり、曙を合わせた3人で巴戦を実施。これを武蔵丸が制し、2度目の優勝を飾った。
今回、もし6人による決定戦が実現すれば、その歴史的な規模と展開に、ファンの注目が集まることは間違いない。千秋楽の土俵から目が離せない。



