愛知大学野球春季リーグ1部は20日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で最終週の2回戦3試合が行われ、中京大学が2連勝で勝ち点を5に伸ばし、3年連続45度目の優勝を達成しました。中京大学は6月8日に開幕する全日本大学選手権(神宮球場など)に出場します。
エース伊藤の復活が鍵
苦しみ続けた中京大のエース・伊藤投手が本来の調子を取り戻し、優勝を引き寄せました。四回から2番手でマウンドに上がり、テンポよくゼロを並べ続けました。最後の打者を右飛に打ち取ると、歓喜の輪の中で右手を突き上げ、目を赤くして「チームの力になれていないと思うこともあったが、ひたむきにやってきてよかった」と語りました。
粘りの投球
得点圏に走者を背負ったのは七回のみ。この日初めての安打を先頭に許し、四球などで2死1、2塁のピンチを迎えましたが、5人目の打者にボールが先行しても「平常心」をモットーとする3年生右腕は動じませんでした。見逃しとファウルで打者を追い込み、一ゴロに仕留めました。72球を投げて被安打2、4三振を奪う納得の内容でした。
故障からの復活
昨季途中に肘を故障し、冬の調整が遅れました。開幕を迎えても投球フォームが定まらず、先発で7失点して降板した試合もありました。それでも「日々の積み重ねは間違っていない」と根気強く自分と向き合い、最終戦で今季2勝目をつかみました。
投打二刀流の寺下投手も活躍
エースの不調もあり、チームは固定のローテーションを組まずにコンディションの良い投手を登板させてきました。先発した23日に4勝目を挙げ、この日は先制の本塁打を放った「投打二刀流」の寺下投手は、同学年の投球に「最後の最後にしっかりと合わせてくるのがエースらしい」と笑顔を見せました。
全日本大学選手権へ
春3連覇となりましたが、全日本大学選手権は2年連続でベスト8止まり。「日本一しか見ていない。自分が勝たせる」と復活したエースが全国の舞台でチームを引っ張ります。



