石川県珠洲市長選は24日投開票され、無所属現職の泉谷満寿裕氏(62)が、無所属新顔で前市議の浦秀一氏(63)を破り、6選を果たした。当日の有権者数は9198人、投票率は71.53%(前回71.45%)だった。
復旧・復興が争点に
能登半島地震による甚大な被害を受け、災害公営住宅の整備方針など復旧・復興のあり方が主な争点となった。泉谷氏は「ここからの3、4年が極めて重要。珠洲市の未来をかけた正念場だ」と述べ、継続して市政を担うことで復興への道筋をつける責務があると強調した。
泉谷氏の実績と訴え
泉谷氏は、住宅新築や修繕に対する市独自の補助制度を設けるなどの災害対応を実績として挙げ、「より魅力ある最先端の復興を成し遂げる」と訴えた。市議会(定数12)のうち自民系市議8人が支援し、能登北部医師連盟、JAのと、珠洲建設業協会なども推薦した。
浦氏の挑戦
浦氏は、泉谷氏の5期20年の市政から「新しい珠洲市へ」と掲げ、市の災害公営住宅整備方針を「多くの市民の声に見向きもせず、団地建設に邁進している」と批判。希望者には戸建てを提供する方針を打ち出した。「トップダウンの市政から市民参加型の開かれた市政に」と訴え、市内をくまなく回り、自身が所属する災害ボランティア団体の仲間も支援したが、及ばなかった。
泉谷氏は、復旧・復興の最中であるとして、万歳ではなく「エイエイオー」と声を上げ、当選の喜びを控えめに表現した。



