小泉進次郎防衛相は12日の記者会見において、ニュージーランドが導入を検討する海上自衛隊の最新鋭護衛艦「FFM」(もがみ型)能力向上型の輸出に対して強い意欲を表明した。同氏は、オーストラリアが既にFFMをベースにした海軍新型艦を日本と共同開発していることを挙げ、「ニュージーランドが本艦を選定すれば、日豪NZ3カ国の防衛協力が一層深化し、相互運用性の向上につながる」と述べた。
シャングリラ会合での日NZ国防相会談調整
小泉防衛相は、今月下旬にシンガポールで開催されるアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に合わせ、ニュージーランドのペンク国防相との二国間会談を調整する考えも明らかにした。これにより、具体的な輸出協議や防衛協力の枠組みについて議論が行われる見通しだ。
FFM能力向上型の特徴と国際的な意義
FFM能力向上型は、従来型よりも優れたステルス性能や対潜戦能力を備え、多目的運用が可能な最新鋭艦艇である。日本政府は、質の高い防衛装備品の輸出を通じて、インド太平洋地域の安全保障環境の安定に貢献する方針を示している。今回のニュージーランドへの輸出意欲は、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」戦略の一環として位置づけられ、同志国との連携強化を狙う。
また、オーストラリアとの共同開発実績を踏まえ、ニュージーランドも加わることで、3カ国間での装備品の共通化や訓練の効率化が期待される。これにより、地域全体の抑止力向上につながると小泉防衛相は強調した。



