首相、ベトナム・豪州訪問へ出発 重要鉱物とエネルギー供給で協力強化
首相、ベトナム・豪州訪問へ 重要鉱物で協力

高市早苗首相は1日、ベトナムとオーストラリアを訪問するため、政府専用機で羽田空港を出発した。中国による輸出規制などの経済的威圧が強まる中、両国との間で重要鉱物の確保に向けた連携を強化する狙いがある。

出発前の記者会見での発言

出発に先立ち、首相は公邸で記者団に対し、「中東情勢を踏まえたエネルギーの安定供給や、重要鉱物などのサプライチェーン強靱化について協力を確認する」と述べた。また、日本外交の柱である「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化を訴える考えを示した。

ベトナムでの日程

高市首相は2日にベトナムの最高指導者であるトー・ラム共産党書記長(国家主席)やレ・ミン・フン首相と会談する。会談では、人工知能(AI)や半導体、宇宙分野での協力について合意する見通しだ。さらに、FOIP提唱10年の節目に合わせた演説を予定しており、エネルギーや重要鉱物の供給網強化、ルールの共有、安全保障連携の3点に重点的に取り組む方針を表明する。

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オーストラリアでの日程

その後、オーストラリアに移動し、4日にはアルバニージー首相と会談する。両首脳は、重要鉱物の供給網構築などを柱とする経済安全保障協力の共同宣言を発表する方向で調整している。高市首相は5日に帰国する予定だ。

訪問の背景と意義

今回の訪問は、中国の経済的威圧が強まる中、日本が重要鉱物の安定確保やエネルギー供給網の強化を図る上で重要な意味を持つ。特に、レアアースやリチウムなどの重要鉱物は、先端技術や脱炭素社会の実現に不可欠であり、供給源の多角化が急務となっている。また、オーストラリアとの経済安保協力は、両国の戦略的パートナーシップをさらに深化させるものと期待される。

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