南極平和利用の国際会議、広島で32年ぶり開幕 ペンギン保護や観光客増加が議題
南極平和利用の国際会議、広島で32年ぶり開幕

南極の平和利用や環境保護などを議論する「南極条約協議国会議」が11日、広島市の広島国際会議場で始まった。日本での開催は実に32年ぶりとなる。会期中には気候変動に関する会合や教育ワークショップ、関連イベントとして写真展も開かれ、21日まで行われる予定だが、一部を除き非公開となっている。

主な議題と期待

今回の会議では、コウテイペンギンの保護や増加する観光客への対応、南極での各国の活動に関する透明性の確保が主要な議題となる見通しだ。共催者で世界各地の非政府組織(NGO)が参加する「南極・南大洋連合」(ASOC)の創設者ジム・バーンズ氏は、「この機会に南極の問題を自身の命や平和とつなげて考えてほしい」と述べ、参加者に深い考察を促した。

事前イベントと開会式

10日には各国の政府関係者や専門家らが議題について意見を交わす催しも行われた。出席者は南極大陸の領土主権凍結や、核爆発と放射性廃棄物処分の禁止を定めた条約の意義を強調し、国際協力の重要性を説いた。12日には松井一実広島市長や日本政府関係者が出席して開会式が開かれる予定だ。

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