恐竜時代の香りを自宅で楽しめる-。日用品メーカーのエステー(東京都)が開発した芳香剤「恐竜時代のかおり」が、5月末から北陸3県限定で順次発売されます。この製品は、昨年の大阪・関西万博の関西パビリオン内「福井県ゾーン」で演出効果として使用されていた香りを、一般家庭向けに改良したものです。
開発の背景と特徴
エステーの開発チームは、福井県勝山市にある県立恐竜博物館を訪れ、学芸員から恐竜時代の自然環境について学び、アイデアを膨らませました。家庭で使いやすいように、万博で使用された香りよりも穏やかに調整されています。同社が地域限定の香り製品を展開するのは今回が初めてです。
3種類の香り
製品は次の3種類で展開されます。
- ダイナソーアース:恐竜時代の木々や動物系の香りをイメージ
- フォレストワールド:シダ植物から着想を得た香り
- スリリングスカイ:大気を彷彿とさせる香り
アロマ液が入った瓶に専用の棒を挿して使用し、香りは1~2カ月持続します。価格は各3850円前後です。
販売と地域貢献
この企画は、2024年に福井県とエステーが締結した包括連携協定に基づいています。22日に県庁で発表があり、石田嵩人知事は「空の香りを書斎に、植物の香りをお手洗いに、大地の香りを玄関に置きたい」と想像を膨らませました。販売は福井県を中心に、北陸3県の量販店、土産店、宿泊施設などで行われます。収益の一部は福井県に寄付され、恐竜に関する教育普及活動の支援に充てられます。
開発を担当したエステー・ウェルネス事業開発部の鈴木彩子さんは「商品を通じて、実際に福井県を訪れて香りをかいでみたくなってもらえたら」と話しています。



